グラディエーター(2000)
ここまで清々しい畜生は久しぶりでしたね。
そうです、ホアキン・フェニックス演じるコモドゥスさんです。
ん、コモゥドスだっけ?コモドゥス?まぁいいや。
その畜生の所業を簡潔に述べますと、
父殺し→マキシマスの家族虐殺→近親相姦→子供を人質→
って、これだけでもう既に最低(畜生役としては、最高!)。
極めつけは最後、マキシマスと潔くタイマンで決闘を挑んだかと思えば、控え室でナイフをプスっと....。間違いないです、こいつ、最低です!!
あまりの畜生さに思わず笑ってしまった場面もいくつか。ここまでくるともはや清々しいよ!
もちろん、ホアキン・フェニックスは素晴らしいんですがね。なんというか、彼の生まれ持った妙に癪に触る畜生顔と、役柄のド畜生さが相乗効果で、畜生点数、ざっと5億点ですね。
もう1度言うけど、ホアキン・フェニックスは素晴らしいです。むしろ、スパイクジョーン監督作「Her」での、なんとも物哀しげな独身男性役とかねらうーん、表情力あります。
その中でもグラディエーターのコモドゥス役は、彼のフィルモグラフィーに残る怪演でした。
うーん、それにしても、畜生だったなぁ(クドい)。
コモドゥスの畜生具合については、語ろうと思えば朝まで語れる熱量ですが、主役はもちろんラッセル・クロウ。ちなみにグラディエーターは73回アカデミー賞の超大作です。監督は「ブレードランナー」「悪の法則」でおなじみリドリー・スコットですね。
リドリー・スコット作品の中でも「グラディエーター」はついつい後回しになってしまいましたが、観て良かった。
どうでもいいですが、ラッセル・クロウが故郷をフラッシュバックするあのシーンで私の顔面は顔面ビチョビチョになりました...。
こういう系のストーリ展開というか、負け犬のOnce again物、私的に、大好物です。